伊勢ぶりストーリーIse Buri story
かつてブリで栄えた町に
ブリ養殖廃業のピンチが!
三重県大紀町錦地区—
熊野灘に面する錦湾を有するこの地では、潮通しの良い漁場環境を活かし、古くからブリ養殖が盛んに行われていました。しかし、時代の流れとともに、より安定した養殖生産が可能なマダイ養殖への転換が進み、後継者不足等の要因も加わって、今や錦地区のブリ生産者はわずか5名にまで減少。ブリ養殖廃業の危機がすぐそこまで迫っていました。
ブリ養殖の灯を
消してなるものか!
漁連×生産者の新しい挑戦。
このままでは地域の大切な産業であるブリ養殖が廃れてしまう…
ブリ養殖をもっと魅力ある産業にして次の世代へ繋ぎたい…
人生をかけてブリ養殖に取り組んできた生産者の想いを受け、ともに地域漁業の発展を願う三重漁連が一念発起。錦地区の5人の生産者とともに新会社「みえぎょれん養殖㈱」を設立し、ブリ養殖再興を目指した新しいプロジェクトを開始しました。
新しい協力関係で、
高品質ブリの安定出荷を目指す。
新会社では、出荷前の養殖過程を5人の生産者が共同で行うため、それぞれの養殖ノウハウを共有・駆使することで、これまでにない高品質なブリの生産が可能となりました。
また、生産者が仕上げた極上のブリを万全の体制で販売できるよう、出荷体制やPR等も強化。生販一体ならではのスピーディーな対応力で、高品質ブリの安定出荷を目指しました。
独自ブランド「伊勢ぶり」で、
ブリ養殖の未来を切り拓く!
さらに、他産地との差別化を図るため、独自ブランドの強化にも着手。試行錯誤の末、県の特産品をブレンドしたエサで育てた三重県ならではの養殖ブリ「伊勢ぶり」が誕生しました。
みえぎょれん養殖㈱は、ブリ養殖の未来を切り拓くべく、今後も品質向上のための努力を惜しまず、全国の皆様に愛されるブリづくりを行って参ります!